静岡県視察団は1日、県内で戦略的に観光事業を進める浜松・浜名湖エリアを訪問し、ヤマハや天竜浜名湖鉄道など観光地を視察した。来年4~6月に静岡県内の自治体とJRグループが共同で実施する静岡デスティネーションキャンペーン(DC)の進行、整備状況を確認した。
視察団は、静岡DCを迎える前に、静岡県、静岡県観光協会、JR東海が進行状況などを確認するために結成。現地視察やヒアリングを通し、県全域のDC成功に向け事業を推進する役割を担う。
視察には、静岡県DCアドバイザーで静岡県コンベンションアーツセンター、グランシップ館長の石塚正孝氏や静岡県文化財団専務理事の高木利夫氏、静岡県観光協会国内誘客課課長の中野雅治氏、JR東海静岡支社支社長の大山隆幸氏らが参加。今年7月にオープンし、ヤマハの軌跡や楽器の使用体験などができるイノベーションロードや天竜浜名湖鉄道、龍潭寺、ボートレース浜名湖、龍雲寺などを訪問し、観光プログラムを体験した。
現在、浜松・浜名湖エリアでは、浜名湖観光圏で実施したマーケティング分析に基づく特別プログラムの開発(10月時点で48プログラム)、旅行事業者を対象としたセールスや視察旅行の実施によるBtoB向け事業の実施、DC専用パンフレットやポスターの制作、専用サイト整備によるBtoC向け事業の実施などに取り組み、準備を加速している。
視察の様子